最近、スタッフやパートナーさんに、同窓会事業をはじめた経緯やビジョンを尋ねられる事が多くなりました。
創業してから2年半ほどになるこの事業ですが、創業当初からこの事業の目的や計画、それに対する想いやビジョンは基本的には変わっていません。
自分の考えを知ってもらう為にも、ここで一度、文章にしておこうと思います。
ちょっと長めなので、たまたまここを見た人は読まない方が良いと思います。時間をムダにしちゃいけないですからね。
そもそも一番始めに同窓会事業を始めようと思ったキッカケは、起業のネタ探しをしていた5年前ぐらいに、新卒で入った会社の同期から、『うちのオカンが同窓会やりたいけど、出来なくて困ってるんだよねえ〜』という話をたまたま聞いたときでした。
ぼくは昔からイベントの幹事とかは、好きでよくやっていたので、同窓会の幹事なんて簡単じゃん、と思っていました。だけどこの話を聞いて、よくよく考えてみると、それはまだ自分が若いからで、確かにこの先、年を取っていったら、開催するの凄い大変そうだし、でもそんな面倒くさいこと誰もやんないだろうし・・・ ってじゃあ、幼なじみや同級生と会う機会なくなっちゃうじゃん!それはさすがに寂しすぎる! じゃあ、同窓会を簡単に開催できるシステムを作ればいいじゃん!きっと皆求めてるし!というところから、同窓会というイベントに興味を持ち始め、ビジネスとしての可能性を模索し始めた、というのが一番はじめのキッカケでした。
そして、早速自分自身の中学・高校の同窓会を開催してみたり、同窓会幹事代行業者(というのが実はけっこうあります。)を調べたり、利用してみたりしてみて、 とにかく同窓会開催を研究しまくりました。
その結果、分かった事が2つありました。
◯1つ目の気付き:同窓会はとにかく楽しい!
驚きましたが、どんなエリアでも、どんな年代でも、同窓会当日は例外なく壮大に盛り上がる、ということが分かりました。盛り上がらなかった同窓会をリサーチ中に見た事は一度もなかったし、自分の同窓会もホントに楽しかった。はじめっから盛り上がり放しで、誰も司会の話は聞いてないし、会が終わってもみんな全然帰ろうともしない。しかも基本8割ぐらい二次会に行くし。。何なんだ、このイベントは。この空気感とこのエネルギー感。今までのどのイベントとも違う。しかもほとんど演出してないのに。
感覚的には、昔にタイムスリップした何だか懐かしい感覚と、今この瞬間を楽しく生きているという充実した感覚の2つが重なる新しい感覚。そして、ずっと会ってなかった同級生に会うのって、何か良いんです。会うまでは当時で記憶が止まっているわけだから、どうせ同級生なんかと会っても・・・ってぼくも思っていたし、他の人も思っていると思う。でも実際会ってみると、当たり前だけど、みんなそれぞれの道を歩んでいるから、昔の面影を残しながらも、新しい経験を積んでいて、成長していて、それぞれ人生に厚みを増している。それが新しい出会いにもなったりする。ぼくが開催した同窓会がきっかけで、一緒にビジネスを始めた同級生や付き合い始めたカップルがいたぐらい。びっくりだけど、こんなことって日常茶飯事。ドラマでもありましたよね笑。育った環境や教育、世代が同じって、信頼関係が生まれ易いんだと思います。
◯2つ目の気付き:同窓会のノウハウが世の中にないということ
もう一つわかったこと。それは、同窓会開催に関してのノウハウはインターネット上でも、書籍にも全くないということ。同窓会幹事代行業者もやっていることはただ幹事さんの手間を省くだけで、そこにノウハウと呼ばれるものは存在しないし、個人の人でも、結婚式二次会の幹事をたくさんやる人はいても、大規模な同窓会幹事を何回も何回もやる人なんて、いないから 、そこにノウハウはないんです。
この2つのことが分かってから、
ぼくはものすごいことを発見してしまったと素直に感じました。
だって、こんなに楽しい体験をノウハウが世の中にないばっかりに、なかなか体験できない、つまりは、どれだけ潜在的なニーズが埋まっている市場なんだ!と 。ましてや日本なんて、ほぼ100%の人が小・中・高・大学などの過去のコミュニティーをいくつか持っているんだから、大事にしているコミュニティー・思い出に残っているコミュニティーがあるはずだから。ブライダルのマーケットみたいに各業者凌ぎを削って、ノウハウを高めあったら、これはものすごいマーケットになるぞ!そう直感的に感じました。
ただ、1つ疑問がよぎりました。
このサービスに、とても大きな潜在ニーズがあることは分かったが、ビジネスとしては成り立つのだろうか?と。。。
どんなにニーズの高いビジネスでも、収益がちゃんと上がらなければ、継続できないし、広がらないですからね。
しかし、ここには、ぼくは自信がありました。
確かに単体の同窓会事業としては、要はイベント請負業だから、自転車操業で利益も薄い。
だけど、地域・年齢・偏差値・趣味嗜好などで、きっちりセグメントされた価値のあるコミュニティーをたくさん集めることができれば、絶対に大きなビジネスに繋がる。と。ましてや同窓会の集客や出欠管理・コミュニティー維持は、インターネットと相性が抜群だし、これから大きなSNSというコミュニケーションプラットフォームが世界を席巻するだろうから、こと日本のようなガラパゴスでは特に、クローズドで信頼性のある100%実名のコミュニティーが共存し、価値が出るんじゃないか。と。最終的にはネットをマネタイズして、同窓会会費を劇的に下げられる仕組みを作れるはずだ!と考えました。そうすれば同窓会を業者に頼む事も当たり前になるし、同窓会を開催したいけどできないという潜在ニーズを全て顕在化させることができる。これは絶対に大きなマーケットになる。おもしろそうだ。
この考えから笑屋の同窓会事業は、創業時に、
リアル(同窓会プロデュース)とネット(クローズドコミュニティーサイト)の両輪でサービス提供をすると決め、またそれと同時に、開催ノウハウはそれぞれの地域で異なることが予測されることから、ノウハウがある程度固まった後の横展開はライセンス式でパートナー戦略(いわゆるフランチャイズ方式みたいなもの)をとろうと漠然と決めていました。そうすれば、全国展開のスピードが上がり、コミュニティー・ユーザーが加速度的に増えるし、地域活性化にも貢献できるだろうと。
◯そして現在・・・
そんな想いから、自信と不安の両方が入り交じる中、事業を開始し2年半が経過し、今に至っています。
現在はスタッフみんなの頑張りと、色々な方々のご支援のおかげで、はじめは『誰が同窓会システムのフランチャイズなんてやるんだよ?』と言われていたエリアパートナー制度も15社以上の法人様に加盟して頂いており、主要都市(大阪や福岡、名古屋など)では募集を断っている状況にまでなりました。少子高齢化や低価格化によりブライダルビジネスが厳しくなってきたレストランやホテル等の飲食店さんからも、新たな土日のパーティー需要を作り出す為に、タイアップをしたい!という要望を頂く事も非常に多くなってきました。そして、笑屋が企画する同窓会の会場では、毎週末、奇跡的な再会やたくさんの笑顔が溢れかえっていて、週を追うごとに、その数は すごい勢いで増えてきています。本当に嬉しい限りです。
たかが同窓会。。
そう言う人もいるとは思うけど、ぼくはそうは思いません。
人が一生の中で会える人数って、たかだか3万人とか5万人(ソースはこのあたり)って言われていますが、
故郷が一緒だったり、目指していた夢が一緒だったり、もしくはたまたま机が隣同士だっただけかもしれないけど、過去に一度交わった人と再会して、お互いが歩んできた道を確認し合って、明日へのエネルギーにすることって、すごくロマンがあるし、単純に面白いことだと思うんです。死ぬ前にもう一度会いたい人だって、数えだしたらけっこういたりしますよね? そんな人たちと結局、会えないまま死んでいくなら、お互いが元気なうちに一度ぐらい再会したいじゃん!て皆、潜在的に絶対思っているはずなんです!
だから、ぼくらの仕事っていうか使命はそこなんです。
何かキッカケがなかったら、それらの人と再び交わることはないけど、ぼくらがいるからそれを実現できる。それがぼくらの価値です。
これからぼくらは、そんな、ありそうでなかった新しい価値をもっと多くの人に伝えてきたいし、広げたい、と思っています。そして、多くの人に喜んでもらって、感動してもらって、最終的には大きな産業にしたいんです。巨大なクローズドメディアにしたいんです。そんな大きなビジョンを持って、強い想いを持って、今後も更にとんでもない努力を続けていきたいと思います。
今日は絶対に意義があるこの事業を絶対に成功させたいと強く想いながら、この記事を書きました。
こういうことって、改めて整理すると燃えてきますね! 頑張りますよ!